『パナソニックV字回復の真実』の著者、
平川紀義さんがパナソニックでの新人時代、どんな教育を受けたのか、この本から見ていきます。
 
パナソニックの人材育成方針は「任せて任さず」だったそうです。
完全な放任ではなく、新人でもギリギリまで自分でやらせる、という手法です。
研修室での座学やロールプレイングなどではなく、
完全な「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」、いわゆるOJTですね。
 
平川さんは、営業部に配属された初日、1府2県にまたがる広範囲の地区を担当しろといわれ
いきなり「はじめてのおつかい」のように営業所に行って営業してこいと言われます。
もちろん、課長は同行してくれません。(この課長さん、その後一度も同行してくれなかったそうです。)
何か問題や課題にぶち当たっても、走りながら考える。
「行動」ならぬ「考動」がパナソニックでは常識だったようです。
さすがの平川さんも苦労したようです。
 
幸之助さんはこう言っています。
「まず汗を出せ。汗を出したら知恵を出せ。汗も知恵も出せなければ去れ!」
うーむ、きびしい。さすが幸之助さんです。
本気になれば仕事はおもしろうなる。おもしろければ、自然とアイディアが湧いてくるもんや。
湧かんのは本気になってへん証拠やで。気張りや」
そうなんです。まず本気にならないと仕事はおもしろくなりません。
何事もそうですよね。
 
「鉄は熱いうちに打たなあかん」
「知恵の泉は汲めば汲むほど湧いてくるもんや。無尽蔵やで」
「制限のつくるのは自分自身や」
 
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「誰もきみの成功を邪魔したりせんよ。邪魔しとるんはきみ自身やで」
 
これらすべて幸之助さんの言葉です。
パナソニックの社員は、こういった幸之助さんの言葉を自分なりに理解して使っていたそうです。
「パナソニックは金太郎飴」と揶揄されるのも当たり前。
みなが幸之助さんの金太郎飴になろうとしていたからなのです。
幸之助さんの金太郎飴なら、そら強いでんがな!